-
Notifications
You must be signed in to change notification settings - Fork 43
日本語版: Vray for Maya Domemaster3D
Domemaster3Dレンズシェーダー(以下、Domemaster3Dと呼びます)は、立体ドーム映像や立体パノラマ映像制作ためのレンズシェーダーセットで、3DS Max、Maya、Softimage、Houdini、Maxwell Studio、Mental Ray Standalone、VRay StandaloneおよびArnold Standaloneに対応しています。レンズシェーダーはメンタルレイ、VRay、ArnoldおよびMaxwell Render version 3.1+から利用できます。
ここではVRay for Maya版のDomemaster3Dについて説明します。
現在のVRay Domemaster3D (2015-05-23版)は、開発途中のバージョンです。
ドームマスター画像の円周外部のマスクレンダリングは開発途中です。現在のところ、DomemasterStereoシェーダーは0/0/0 X/Y/Z光線方向に対して単色塗りつぶしを行なっています。シェーダーは円形のαチャンネルオーバーレイもまだ行なっていません。
Mayaへの組み込みは現在開発途中です。Domemaster3Dは「レンダービュー」で利用でき、VRay拡張アトリビュートとしてレンズシェーダーがカメラシェーダーノードに追加されると、このVRay拡張アトリビュートがVRay for Mayaの.vrsceneエクスポーターにリンクされます。
インストールが終わると、Mayaに独自のVRayDomemaster3Dシェルフが追加され、Domemaster3Dレンズシェーダーを簡単に追加できるようになります。シェルフツールに加え、LatLongStereoとDomemasterStereoという2つのカメラリグが追加され、Mayaの立体視リグと一緒に使えるようになります。
注意: Mayaの「レンダービュー」の立体視プレビュー機能を使いたい場合は、**[Use V-Ray VFB]**チェックボックスを外す必要があります。
VRayの拡張アトリビュート機能を使ってMayaのカメラに独自のVRayレンズシェーダーを追加することができます。
通常のカメラをDomemasterStereoやLatLongStereo形式のカメラに変更するには、「アトリビュートエディタ」ウィンドウでカメラのシェイプノードを選択します。メニューから[アトリビュート] > [VRay]
を開き、DomemasterStereo camera
またはLatLongStereo camera
のいずれかを選択します。
続いて、「アトリビュートエディタ」ウィンドウを下の方にスクロールして、[Extra VRay Attributes]
欄にある[Treat as a VRay DomemasterStereo]
または[Treat as a VRay LatLongStereo Cam]
にチェックを入れてレンズシェーダーを有効化します。
[VRay Extra Attribute]の[DomemasterStereo]
や[LatLongStereo]
を有効化したら、Mayaの「レンダービュー」ウィンドウや「VRay Frame Buffer」ウィンドウでDomemasterStereo
やLatLongStereo
レンズシェーダーを使用するための[Post Translate Python Script]
が「レンダー設定」ウィンドウのVRay用レンダー設定タブにある**[Mel/Python Callbacks]**に追加されます。
[Post Translate Python Script]
入力欄には下記のようなPythonコードが記述されます。
import domeVrayRender
reload(domeVrayRender)
domeVrayRender.domeVrayTranslator()
MayaのカメラからVRayのレンズシェーダーを削除するには、メニューから[アトリビュート] > [VRay]
を開き、レンズシェーダーのチェックボックスを外します。これで[Extra VRay Attributes]
欄のレンズシェーダーのアトリビュートが削除されます。
完全にDomemaster3DをMayaのシーンファイルから削除したい場合は、**[Mel/Python Callbacks]**欄の中の[Post Translate Python Script]
入力欄も空にしてください。
ステップ 1. Visual Studio 2013 (VC++ 12.0) Redistributable Packageをダウンロードしてインストールします。
ステップ 2. .dllファイルをVRayのプラグインフォルダにコピーします。
C:\Program Files\Autodesk\Maya<Version>\vray\vrayplugins\
VRayプラグインファイル:
vray_DomemasterStereo.dll
vray_LatLongStereo.dll
ステップ 3. MAYA VRayスクリプトファイルをVRayのスクリプトフォルダにコピーします。
C:\Program Files\Autodesk\Maya<Version>\vray\scripts
VRayスクリプトファイル:
attributes.txt
attributeNodes.txt
attributeGroups.txt
vrayAEFunctions.mel
domeVrayRender.py
注意: 上記のスクリプトファイルのうちのいくつかはすでに通常のVRayと一緒にインストールされています。しかしこれらのファイルはDomemaster3Dの機能を使うために更新する必要があります。あとで元に戻せるようにバックアップを取っておくと良いでしょう。
ステップ 1. .soファイルをVRayのプラグインフォルダにコピーします。
/Applications/Autodesk/maya<Version>/vray/vrayplugins
VRayプラグインファイル:
vray_DomemasterStereo.so
vray_LatLongStereo.so
ステップ 2. MAYA VRayスクリプトファイルをVRayのスクリプトフォルダにコピーします。
/Applications/Autodesk/maya<Version>/vray/scripts
VRayスクリプトファイル:
attributes.txt
attributeNodes.txt
attributeGroups.txt
vrayAEFunctions.mel
domeVrayRender.py
注意: 上記のスクリプトファイルのうちのいくつかはすでに通常のVRayと一緒にインストールされています。しかしこれらのファイルはDomemaster3Dの機能を使うために更新する必要があります。あとで元に戻せるようにバックアップを取っておくと良いでしょう。
ステップ 1. .soファイルをVRayのプラグインフォルダにコピーします。
/opt/Autodesk/Maya<Version>/vray/vrayplugins/
VRayプラグインファイル:
vray_DomemasterStereo.so
vray_LatLongStereo.so
Step 3. MAYA VRayスクリプトファイルをVRayのスクリプトフォルダにコピーします。
/opt/Autodesk/Maya<Version>/vray/scripts
VRayスクリプトファイル:
attributes.txt
attributeNodes.txt
attributeGroups.txt
vrayAEFunctions.mel
domeVrayRender.py
注意: 上記のスクリプトファイルのうちのいくつかはすでに通常のVRayと一緒にインストールされています。しかしこれらのファイルはDomemaster3Dの機能を使うために更新する必要があります。あとで元に戻せるようにバックアップを取っておくと良いでしょう。
ステップ 1. Visual Studio 2013 Community EditionとVRay Standalone(VRay plugin SDKが同梱されています)をインストールします。
ステップ 2. 新しいコマンドプロンプトを開き、VRayのカメラソースフォルダに移動します。
cd C:\Program Files\Chaos Group\V-Ray\Maya <Version> for x64\samples\vray_plugins\cameras
ステップ 3. Domemaster3Dのvray_DomemasterStereo
とvray_LatLongStereo
ソースコードフォルダをVRayのカメラソースフォルダにコピーします。
ステップ 4. コンパイルモードを"Release"に切り替え、Visual Studio 2013の下記のプロジェクトファイルからソースコードをコンパイルします。
vray_DomemasterStereo.vcxproj
vray_LatLongStereo.vcxproj
もし古いバージョンのVisual Studioを使用している場合は、下記のMicrosoft Developer Studioプロジェクトファイルを使用します。
vray_DomemasterStereo.dsp
vray_LatLongStereo.dsp
Vray for Mac OS X用のDomemaster3Dが初めて追加されました。これを利用するにはMac OS X 10.9 Mavericksまたは10.10 Yosemiteが必要になります。
ステップ 1. XcodeとVRay Standalone(VRay plugin SDKが同梱されています)をインストールします。
ステップ 2. 新しいターミナルウィンドウを開き、ソースコードフォルダに移動します。
ステップ 3. VRay用のLibとIncludeフォルダをソースコードファイルと同じフォルダ内にコピーします。
ステップ 4.
Mac OS Xのmakefileを使ってvray_DomemasterStereo.so
とvray_LatLongStereo
シェーダーをコンパイルします。
make -f MakefileMavericks.osx
ステップ 5. コンパイルされた.soファイルのアーキテクチャは以下のコマンドで確認できます。
otool -L libvray_LatLongStereo.so
lipo -info libvray_LatLongStereo.so
otool -L libvray_DomemasterStereo.so
lipo -info libvray_DomemasterStereo.so
現在のところ、VRay for Linux用のDomemaster3Dをコンパイルするための詳しい要件がいくつか不明のままです。そのためLinux版のサポートは現在作業中です。