reviewjsbook.cls: jsbook.cls丸投げに変えました。

[munepi]

QWLHオプションを廃止、jlreq.clsのオプション名に準じて、
fontsize,line_length,number_of_lines,baselineskip
を対応しました。

• fontsizeには、jsbook.clsが対応しているフォントサイズのみ対応しています。それ以外の値を入れたら、jsbook.clsが対応しているフォントサイズに近いフォントサイズとして、動作します。
  • これに伴い、相対フォントコマンドの変更をすべて廃止し、jsbook.clsに丸投げしました。
• line_length,number_of_lines,baselineskipを与えた場合、jsbookで定まっている基本版面をベースに、部分的に調整できるかもしれません。
• カスタム用紙サイズ（paperwidth,paperheight）を与えたら、基本的には、基本版面をすべて設定することになります。

[kmuto]

もう少し修正されるということでしたが、見た目に大きく影響しそうな修正でしょうか。

[munepi]

もう少し修正されるということでしたが、見た目に大きく影響しそうな修正でしょうか。

いいえ、jsbook.clsで用意された版面らの範囲では、見た目は jsbook.cls丸投げで e93ab31 のままで、何も影響しません。
jsbook.clsに用意された版面らから外れたカスタム設定をしたときの制御を、少々直す必要があると思います。
クラスオプションに値を入れたテストパターンを真面目に用意して試します。

[kmuto]

派生ブランチが多くなってきたので、マージしたいところ…（というかやはりチームに…）

[kmuto]

ひとまず現状で取り込んでもいいでしょうか。任意紙面サイズ時の調整はrc〜リリースの間に可能なら反映ということで。

[kmuto]

a5以外だと何かおかしいようです。以下のソースの場合、2ページ目全体が左にずれてしまいます。

\documentclass[dvipdfmx,media=ebook,paper=a4]{review-jsbook}

\begin{document}
１

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\end{document}

[kmuto]

\ifx\recls@gutter\@empty のところでのevensidemarginの計算がうまくいかないみたいです。jsbookの余白計算がよくわからない…。

[kmuto]

もしかして

\ifx\recls@gutter\@empty
  \ifx\recls@line@length\@empty\else
    \setlength\oddsidemargin{\paperwidth}
 ...

(gutterがなくline_lengthもないときは、何もせずjsbookに任せる)
でよい？

[kmuto]

明示しない場合はできるだけjsbookに任せてしまうということだと思うので、 #1209 で自動中央合わせをやめてみました。これで判型がどれでもだいたい同じではあるのですが、本文エリアがreview-jsbookのほうがちょっと上側なのはなぜだろう…。

[kmuto]

あとjsbookとずれる理由となっている \setlength\topskip{\Cht} ですが、これを入れるべき場面は、number_of_linesが指定されているときだけでしょうか？

\ifx\recls@number@of@lines\@empty\else
  \setlength\topskip{\Cht}
\fi

としてしまって問題ないでしょうか。

[munepi]

そこまで完璧に同じにしなくてもよいと思うのですが…、

d99a29b で \Cht の再定義をやめることにしました。

a5以外だと何かおかしいようです。以下のソースの場合、2ページ目全体が左にずれてしまいます。

具体的に何が問題でしょうか？スクリーンショットなどの画像で示してもらえますでしょうか？
少なくとも、下記の例では、review-jsbook.clsでもjsbook.clsでも同一なはずです。

%\documentclass[dvipdfmx,media=ebook,paper=a4]{review-jsbook}
\documentclass[dvipdfmx,uplatex]{jsbook}
\makeatletter
\def\makelines#1{%
  \@tempcnta\z@\relax
  \@whilenum\@tempcnta<#1\do{%
    \advance\@tempcnta\@ne
    \noindent
    \rlap{\the\@tempcnta}%
    □□□□□□□□□■%
    □□□□□□□□□■%
    □□□□□□□□□■%
    □□□□□□□□□■%
    \par}}
\makeatother
\begin{document}
\makelines{300}
\end{document}

[kmuto]

あ、ずれは aac7aa1 で治っています。

[kmuto]

grnchry@headがなくなったのでincludefullpagegraphicsが動かなくなったのを直したいと思います

[kmuto]

なくなった じゃなくて設定しない場合現れない、か

[kmuto]

何も指定されなかった場合のデフォルト値として、

%% 天、地
\edef\recls@head@space{\dimexpr\topmargin+1in+\headheight+\headsep}

と最初にrecls@head@spaceのデフォルトとして定義してしまえばいいのかな（変えるときはそのあとのif文で変わっていくし）。

[kmuto]

ありがとうございました…!

[munepi]

たぶん、現状の commit で完了していると思います :D

review-jsbook.cls を動かくTeX Live 環境の問題があって、TL17 frozenで

! LaTeX Error: Unknown option `pdfbox' for package `pxgentombow'.

が出たり、TL16,17,18で差を吸収するのが面倒なので、
jsbook.clsもgentombow.styも全部ローカルにコピーするが楽そうです。
review-jsbook.cls が想定している jsbook.cls, gentombow.sty は、少なくとも

• jsbook.cls TL16 frozen 以降 (aac7aa1 で \normalsize を上書きしたので)
• gentombow.sty は TL18 current 現時点となりそうです。