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X68000版 ふしぎの海のナディアに関する覚書

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X68000版 ふしぎの海のナディアに関する覚書


はじめに

この覚書はX68000用ゲームソフトの一つである、ふしぎの海のナディア (GAINAX) に関するメモです。

以下について記述しています。

  • ハードディスクインストールと起動
  • X68030での動作
  • PhantomXでの動作


ハードディスクインストールと起動

本ソフトは標準でハードディスクインストールに対応しています。

ただし、空きメモリの確認に独特な方法が使われているため、デバイスドライバや常駐プログラムを沢山入れていると、メモリ12MBフル実装の状態であっても、起動時に「メモリが不足しています」のメッセージが表示され起動できないことがあります。

これを回避するためには、AUTOEXEC.BATの中でも組み込めるドライバはCONFIG.SYSではなくそちらで組み込むようにして、ゲーム起動前に常駐解除するのがおすすめです。

具体的には起動プログラムがロードされる番地が特定のアドレス内に収まっている必要があります。process.x を実行して、process.x 自身の開始アドレスが 0x08???? 番地までであればほぼ大丈夫です。

特にメモリを食うのはBUFFERSの設定、ディスクキャッシュ、フォントドライバなどです。例えばHIOCSでフォントを変えたい場合などは、CONFIG.SYSの中ではHIOCS本体の組み込みだけに留め、AUTOEXEC.BATの中で改めて HIOCS /F でフォントを組み込むなどすることで後からフォントデータ常駐部分だけ切り離すことができます。

なお、メモリ不足エラー状態になった場合はインタラプトボタンで抜けることができます。


X68030での動作

起動FDはHuman68k v2なのでそこからは起動できません。そのためHDDインストーラの起動もできませんが、単純にすべてのディスクの内容を特定のディレクトリにコピーするだけでokです。重複しているファイルは無視して大丈夫です。

この方法でHDDインストールし、上記のメモリの条件さえ満たせば Human68k 3.02 でもHDD起動することができます。もしメモリ条件を満たすことが厳しい場合はHuman68k 3.02の起動FDを作り、CONFIG.SYSを最低限の物にしてHDD上の起動プログラムを動かす設定にしても大丈夫です。


PhantomXでの動作

元々X68000対応でHuman68k v2.0で動作するソフトですが、前述したメモリの条件さえ満たせば 68030モード + Human68k v3.02でもHDD起動で動作しています。エンディングまで特に問題なくプレイできました。


更新履歴

2023.09.21 ... 初版

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X68000版 ふしぎの海のナディアに関する覚書

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