\chapterauthor[tuda]{tuda}
校正大会に関する注意事項を説明します。
まず、校正とは誤植や体裁上の不備を修正するものです。 たとえば、英単語の綴り間違いや統一されていない句読点を見つけて、これらに対する修正指示を行うことが校正です。 一方、文章の内容に踏み込む修正は校閲と呼ばれます。 たとえば、著者の意見に誤りを見つけて、これに対する修正指示を行うことは校閲です。 校正大会では、文字通り、校閲ではなく校正を行います。
校正指示は、赤のボールペンを用いて原稿に直接書き込んで下さい。 たとえば、余分な助詞を見つけたら取り消し線(二重線)を書き込んで下さい。 指示内容は他の人が見て分かれば問題ありません。校正指示記号だけでは 表現できないような複雑な修正指示に関しては、後述の付箋も活用して下さい。
原稿のチェックを終えたら、右上隅に校正者の名前を書き込んで他の人に渡して下さい。
内容に明らかな誤りを見つけた場合など、どうしても原稿にコメントをつけたい こともあると思います。そういった、校正の範疇を超えるコメントは、付箋を使って下さい。
付箋には、コメントと自分の名前を記入して下さい。 他の人の書いた付箋には書き込まないで下さい。 また、疑問形のコメントは書かず、疑義があればその場で編集委員に確認して下さい。
付箋のコメントは、原稿ごとスキャンして画像として著者にフィードバックされます。 付箋は原稿をあまりはみ出ないように貼り付けて下さい。
このサンプルは校正規約を兼ねています。執筆者及び校正に参加する人は予め読んでおいて下さい。
文章内で括弧を用いる場合、以下の4通りの組み合わせが考えられます。
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Twitter上に幼女はいない。(これはわたしが知って最も落胆した事実だった。)
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Twitter上に幼女はいない(これはわたしが知って最も落胆した事実だった。)
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Twitter上に幼女はいない。(これはわたしが知って最も落胆した事実だった)
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Twitter上に幼女はいない(これはわたしが知って最も落胆した事実だった)。
基本的には4番目の形式のみを用いて下さい。
中身が英字のみの場合には半角括弧を、そうでなければ全角括弧を用いて下さい。
本文中で和書を参照する場合、二重鍵括弧を用いて『書名』のように表記して下さい。 英書を参照する場合は、イタリック体を用いてBook Nameのように表記して下さい。
また、脚注等での参考書籍情報には、著者、訳者、出版社、発行年、ISBNコードの5つの項目を書いて下さい。 これらの項目の区切り記号を、以下に表で示します。
区切りの種類 和書 英書
項目間の区切り 読点「、」 欧文ピリオドと欧文スペース「. 」
著者(訳者)の区切り 読点「、」 欧文カンマと欧文スペース「, 」
人名のミドルネームの区切り 全角中点「・」 半角スペース「 」
ISBNコード
記事本文の文章の区切りとして句読点を使うかカンマ・ピリオドを使うかは、 今回の部誌では統一しません。各記事内で統一するようにして下さい。
なお、カンマ・ピリオドを用いる場合は、TeXでより綺麗に組版できるよう、 英文ならば欧文カンマまたは欧文ピリオドの後に欧文スペースを入れ、 和文ならば全角カンマまたは全角ピリオドを用いるようにして下さい。 またこの場合、前節の参考文献の書き方において説明した区切り文字の読点「、」は 適宜全角カンマに読み換えて下さい。
1つの場合
: 例「えっ?そうか!」
- 全角感嘆符「!」、全角疑問符「?」を用いて下さい。
- 句点として使われている場合かつ後ろが閉じ括弧類でない場合は、二分スペース(半角スペース)を入れますが、TeXが勝手にやってくれるはずなので、著者が気にする必要は特にありません。但し、校正時にスペースがあいていないのを見つけたら指摘してください。
- 但し、かぎ括弧内の最後などでは空白を入れません。
2つの場合
: 「‼」を使ってください。
3つ以上の場合
: 適宜空気を読みましょう。
三点リーダは倍角「……」にして下さい。つまり2つ続けて用いて下さい。
ハイフンとダッシュは使い分けて下さい。
ハイフン
: built-in
enダッシュ
: pp.123--456
emダッシュ
: Use 3 hiphens! --- tuda
二倍ダーシ
: 和文中のダッシュには「――」(二倍ダーシ)を用いて下さい。
脚注番号は、句点の前に置いて下さい。
初期の97式中戦車はM3軽戦車にさえも立ち向かうことは難しかった1。
まぁなんか色々ありますが間違えると圏とか射とか飛んでくるんで気をつけましょう。
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誤「$\Gamma, M, \tau$」
$\mapsto$ 正「$\Gamma$,$M$ ,$\tau$ 」 -
誤「$sin(x)$」
$\mapsto$ 正「$\sin(x)$」 -
誤「$\int f dx$」
$\mapsto$ 正「$\int f \mathrm{d}x$」
校正時に、上記のような間違いを見て分かる人は適宜修正指示を出して下さい。
- 強制改行(Markdownでは文末に半角スペース2つ以上か
<br>
)は極力使わないで下さい。- 同様に、\newpage, \clearpageも 基本的には利用しないでください。
- 使用しないでください‼
Footnotes
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元々97式中戦車は対戦車戦を想定した物ではなく、歩兵支援用であった。 ↩