自然言語処理機能を提供するCOTOHA APIを簡単に利用できるクラスを作りました。
手順は全部で3つです。
COTOHA APIを利用する開発者として、以下のページでユーザ登録を行います。
https://api.ce-cotoha.com/contents/index.html
jsonファイルapi/data/account_data.json
の該当項目を自身のアカウント情報のものに書き換えてください。
コマンドを用いてファイルを実行します。
python sample.py
これで動作するはずです。
サンプルプログラムは前項目の通り、sample.py
です。
少しずつ分解して解説していきます。
from api.CotohaAccount import CotohaAccount
from api.CotohaAPI import CotohaAPI
利用するクラスをインポートしています。
account = CotohaAccount('api/data/account_data.json')
cotoha_api = CotohaAPI(account)
CotohaAccount
クラスは定義されたアカウント情報を読み込み、提供する役割を担います。
CotohaAPI
クラスは実際にCOTOHA APIにリクエストを送信するためのものです。CotohaAccountオブジェクトを引数に渡して生成してください。
request_submit
メソッドを用いてAPIにリクエストを送信します。
parse_res = cotoha_api.request_submit('parse', {
'sentence': '犬も歩けば棒に当たる'
})
similarity_res = cotoha_api.request_submit('similarity', {
's1': 'わけわかめ',
's2': '意味がわからないよ',
'type': 'kuzure'
})
print(parse_res)
print(similarity_res)
第一引数は、自然言語処理の内容を示す文字列です。
これは、APIを利用する際のHTTPエンドポイントの末尾と対応しています。
構文解析を利用するためのエンドポイントは、リファレンスを参照しますと、[API Base URL]/nlp/v1/parse
ですので、構文解析を利用するときに渡す引数文字列はparse
となります。
第二引数は、解析に必要なデータです。
各APIを利用する際に要求されるリクエストボディの内容を辞書として渡してください。
なお、アクセストークンの取得処理はrequest_submit
メソッドの内部に隠蔽されています。