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(Japanese, UTF-8)
# cmd_sing by 片山博文MZ
## 概要
N88-BASIC の `CMD SING` を C++/OpenAL でエミュレートするプログラムです。
## 使い方
使い方: cmd_sing [オプション] 文字列
オプション:
-D変数名=値 変数に代入。
-save_wav 出力.wav WAVファイルとして保存。
-help このメッセージを表示する。
-version バージョン情報を表示する。
文字列変数は、{変数名} で展開できます。
## `CMD SING`文 (8801のみ) (タートル拡張) {#cmd_sing}
- 【機能】 音楽を演奏します。
- 【語源】 Command sing
- 【書式】 `CMD SING` *サブコマンド文字列*
- 【文例】 `CMD SING "CDE"` ⇒ ドレミを演奏
- 【説明】 *サブコマンド文字列*で指定されたメロディーを演奏します。*サブコマンド文字列*は、ミュージックサブコマンドを並べた文字列です。ミュージックサブコマンドには、テンポ、オクターブ、長さ、音符、休符などを指定できます。ミュージックサブコマンドは文字と引数で指定します。引数は数字か変数名で指定できます。たとえば、テンポを`120`にしたい場合は、次の2とおりの方法があります。
CMD SING "T120"
tempo=120:CMD SING "T(tempo)"
- ミュージックサブコマンドの文法は次のとおりです。
|記号 |条件 |説明 |
|:--------------------|:---------|:-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------|
|`Tn` |48≦n≦255| テンポを設定します。1分間に演奏する4分音符の数をnで指定します。 |
|`On` |3≦n≦6 | オクターブを設定します。 |
|`Ln` |1≦n≦32 | 音符・休符の長さの既定値を設定します。全音符の場合はn=1、四分音符の場合はn=4となります。 |
|`R[n][.]` |1≦n≦32 | 休符を演奏します。nの値で長さを指定します。`.`は符点を表します。 |
|`C`~`B[+/-][n][.]` |1≦n≦32 | 音符を演奏します。nの値で長さを指定します。`.`は符点を表します。`+/-`でシャープかフラットを指定できます。`CDEFGAB`はそれぞれドレミファソラシに対応します。 |
|`Xn` |n=0,1 | [テキスト画面](#text_screen)の表示を制御します。0で[テキスト画面](#text_screen)を消し、`1`で表示します。 |
|`RPj[...]` |1≦j≦255 | `[` `]`の中身を`j`回繰り返します。入れ子は8レベルまでです。 |
- 【注意】 `CMD SING`文はタートル拡張命令であり、8801のみで使用できます(無制限モードを除く)。`CMD SING`を使用する前に`BLOAD "@exst*v2"`か`BLOAD "@exst"`を実行する必要があります(無制限モードを除く)。古い機種では[テキスト画面](#text_screen)を消さずに演奏すると、聞きづらくなりますので、[テキスト画面](#text_screen)を`X0`か[`CMD TEXT OFF`](#cmd_text_on_off)で表示を切り替えることをおすすめします。255文字を越える長さの文字列を指定すると、`String too long`エラーが発生します(無制限モードを除く)。
## 注意
- `X` サブコマンドには対応しておりません。
## 使用許諾
- 本ソフトウェアの使用においては、LICENSE.txtに記載されている「fmgon ライセンス」の使用条件に従ってください。
## 連絡先
- 片山博文MZ <katayama.hirofumi.mz@gmail.com>