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バナナやトウモロコシのキーボードを見て、私も「何か作りたい」と思い、家族と話をしていたところ「ヒマワリはどう?」と言われ、私は「え?ヒマワリ!?」と思いました。「ヒマワリですか…困」と。
早速、ヒマワリを検索。当初はリアルなヒマワリを想像していたのですが、アイコンのように簡略化されたデザインが多く、これならば作れるかもと思った次第。
下記のパーツを準備して下さい。
名称 | 型番 | 数量 |
---|---|---|
MCU | XIAO RP2040 | 1 pcs |
キースイッチ | Kailh Low Profile | 7 pcs |
ダイオード | 1N4148 | 7 pcs |
ロータリーエンコーダ | EC12E2440301 | 1 pcs |
ねじ | M2 8mm | 8 pcs |
クッションゴム | 7.9x2.2mm 丸形 | 4~8 pcs |
※ダイオードは、スルーホールでもSMDでも問題はありません。(両方に対応)
下記にモデルデータ(STEP、STL)があります。
- STEPデータ : https://github.com/hide-key/testamatta/tree/main/sunflower/model_data/step
- STLデータ : https://github.com/hide-key/testamatta/tree/main/sunflower/model_data/stl
各パーツは、下記のようになってます。
名称 | 数量 | メモ |
---|---|---|
petal_A_1 | 1 | 最上部(MCUの上)の花びら。USBコネクタと干渉しないように、bridgeパーツと接着させることを前提とします。花びら自体の厚みは2mm。キーキャップの機能は設けないので、ステムは付けません。 |
petal_A_2 | 7 | キーキャップになる花びら。花びらの厚みは2mm。その花びらにステムパーツを取り付けます。 |
petal_B | 8 | petal_Aの後ろに配置する花びら。厚みは2mm。円柱の脚を付け、ネジ止め用として1.8mmの穴を開けます。 |
bridge | 1 | MCU上に配置するpetal_A_1と、その左右にあるpetal_Bを繋げるパーツ。接着剤を使って固定することを前提としています。 |
dial | 1 | ロータリーエンコーダのノブ。球体を潰し、半分にスライス。エンコーダと接続する脚を作り、穴を開けます。 |
stem | 1 | 厚みは3.8mm(回路基板 1.6mm+クッションゴム 2.2mm)。今回のデザインでは連結はさせず、飾りとして置く感じです。 |
前述の3Dデータをプリントします。私は光造形方式(SLA)にて行いました。プリントサービスを利用するのも良いかもしれません。
塗装は好みで行ってください。私の行った塗装は「サーフェイサー→研ぎ→サーフェイサー→塗装色→つや消しクリア」が基本的な手順です。
ダイヤル部分については、回す時に滑らないように、下地と塗装色の間にチッピングコート(スプレー)を使用して、ザラつきを出しています。
※上記画像、つや消しクリアを塗布する前の写真しかありませんでした。
下記にガーバーファイルがあります。PCB製造サービスに発注してください。
下記にUF2ファイル、JSONファイル、ソースファイルがあります。
- UF2ファイル : https://github.com/hide-key/testamatta/blob/main/sunflower/uf2/testamatta_sunflower_000_xiao_rp2040_default.uf2
- JSONファイル : https://github.com/hide-key/testamatta/blob/main/sunflower/json/sunflower_000_xiao_rp2040.json
- ソースファイル : https://github.com/hide-key/testamatta/tree/main/sunflower/000/xiao_rp2040
UF2ファイルを使用する場合、XIAO RP2040をブートローダーモードで起動させて、ダウンロードしたUF2ファイルをアップロードします。
※XIAO RP2040と作業用のPCをUSBケーブルで接続して、BOOTボタンを押しながらRESETボタンを押します。 ドライブとして認識されるので、UF2ファイルをドラッグアンドドロップしてください。アップロードすると、マウント解除され、自動的に再接続されます。
あとは、REMAPを使用して好みのキーマップにしてください。
回路基板の組み立てを行い、その他のパーツ類を装着していきます。
注意点:
- XIAO RP2040は、PCBに直付けで設計しています。(ピンヘッダやコンスルーは使用しません)
- XIAO RP2040の上に来るPetal_A_1とPetal_Bは、上記の写真のように、bridgeパーツにて接着させて下さい。
組み立てが完了したら、葉っぱを添えて、完成となります。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
良きキーボードライフを。